日本の将来のために
子供の本を横書きに
国語改革キャンペーン
日本語は、縦書きでも横書きでも読み書きができ、とても便利な言葉だと思います。 ところで、
今、会社の中の仕事の文書は殆ど横書きです。 技術はもちろん、経理や営業の報告も横書きです。
小学校から中学、高校の教科書も国語のほかは横書きです。
私も技術系サラリーマン40年、殆ど仕事では横書き文書を使ってきました。
でも私、横書きの文書を見ると、「仕事、お勉強、ウッ難しい」とミガマエてしまうんです。 皆様は如何でしょうか?
仕事、勉強以外で日ごろ読む文、新聞・雑誌、小説、文庫本などはほぼ全部縦書きです。 結局、普段読む活字の90%は縦書きなんです。 仕事や勉強の文書を読むのに抵抗があって、すごく損をしてきた気がします。
これからの子供も、理科や社会科や、ひいては将来、仕事の文書を読むのが苦手になると、これは日本の将来のためにユユシキ問題ではないでしょうか? そこで私、死ぬ前に、ぜひ皆様に聞いていただきたいことがあるんです。
提案とお願い
今、大人の新聞や雑誌を、「横書き」で出版しても売れませんヨネ。 私は生きているうちに横書きに慣れることはモー無理と思います。 でも子供の本から、段々に横書きにしていったら、次の世代の若い人たちには横書きアレルギーはなくなるのではないでしょうか?
皆様に、特に国語や出版関係の方にお願いです。
特に絵本や子供の本、漫画などの出版関係の方に
絵本や、小学生向けの本、漫画などに、横書きの本を段々に増やしてください。
お母様方も、子供の将来の進学や就職に有利と分かれば、子供に横書きの本を買ってくださると思います。
特に小学校の国語教科書関係の方に
小学校の国語教科書の出版社や著者・編集者の方、文部省の方、学校の先生方にお願いです。ぜひ勇断を持って、「横書き」の国語教科書を出してください。
縦書きと併存でも良いと思います。
小学校、中学校の「学習指導要領」の国語の章を見ても、絶対「縦書き」にしろとは一言も書いてありません。思い切ってやれば追随するところも増えてくると思います。現に、学習指導要領の国語の章だって、横書きです(右図参照)。
そして、学校や先生方、ぜひ横書き国語教科書が出たら、採用してください。
特にお母様・お父様方に
絵本や子供の本は、積極的に、横書きの本を買ってあげてください。
横書きに慣れておいた方が、成績・進学・就職とも、お子様の将来にとって絶対有利です。
技術屋40年(50年かな)やっても横書きを読むのが苦手の私が言っているのだからマチガイありません。
学習指導要領・国語も横書きです |
それだけではなく、私、日本の将来のためにも絶対有利だと思っているんです。
なぜ横書きを提案するのか?
何より、次世代の子供が、横書きアレルギーをなくして、教科書や仕事の、横書き文書を気楽に読めるようにしたいのです。
源氏物語や漢文も横書きにしろなどという気はさらさらありません。 「美しい日本語は縦に書くべきだ」、「言語は文化の問題で、能率や合理性だけで考えるべきではない」。 等のご意見があることも重々承知しております。
でも、数字や年号の入った文書は、これからも横書きが増えてくると思います。
戦後(なんていうと年齢が知れるなー)数十年の努力の末、日本は先進国の仲間入りをして、まー豊かで安全な国になりました。 これから、私たちの子供や孫の世代も豊かで安全な国であり続けるには、無資源国日本としては、教育水準を高め、技術立国、経済立国を目指す以外に、道はないと思います。
それには私みたいに横書きイヤで、勉強しない子がいてはダメ。 もちろん皆様はそんなことなかったと思いますが。
参考文献: 横書き登場 屋名池誠 岩波新書
屋名池先生の著書に、韓国が1970年代から20年かけて、わりあい自然に横書きになっていった経緯が書いてあります。日本もそんな風にならないかなと思っております。